過去に、何度も浮気をしていたというご主人。
今回は奥様が証拠をつきつけてやりたいと一念発起し、離婚に強い弁護士に相談するため、博通にご依頼くださいました。
依頼者
対象者
婚姻年数:20年
子供:なし
とても慌てたご様子で「明日の朝から沖縄旅行に行く夫の尾行をお願いしたい」とお電話がありました。詳しいお話を伺うため、急遽2時間後に来社いただくこととなりました。奥様は不安なご様子で、ご主人がこれまで浮気を繰り返し、その都度相手と別れてもらうように説得して今回が4回目だということ。また、今朝偶然ご主人のビジネス鞄が空いており、中を見ると、沖縄旅行一泊二日の日程表があったことを話してくださいました。発見した際にスマホで撮影したそのスケジュールを見せてくださり、浮気の証拠を突きつけ、離婚に向けて弁護士に相談したいとのご希望でしたので、調査のご依頼を受けることになりました。
依頼目的 | 夫と浮気相手から慰謝料を取って離婚したい | ||
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必要証拠 | ・2人が特別な男女関係であるという証拠(手繋ぎ・キスなど) ・不貞行為を推測できるような、宿泊などの強力な証拠(複数回) | ||
調査期間 | 8日間 | 調査費用 | 160万円 |
調査方法 | 旅行先からの尾行および張り込み |
今回は、離婚に有利な不貞の証拠を取ることが重要です。その場合、①ご主人が浮気をしているのかどうかの確認②浮気をしていた場合、その相手を特定する作業③浮気の証拠である宿泊の事実を撮る この3点が必要になります。また、ご依頼者には浮気相手とご主人に慰謝料を請求したいという意思がありますので、浮気相手を特定するために相手の住所の調査も行います。
浮気相手に慰謝料を請求するためには、浮気を立証し浮気相手の住所へ内容証明を郵送することになります。その為、二人が旅行先で宿泊をすることを確認してから、女性が帰宅するまでが最低限必要な調査期間となります。事前計画としては、①ご主人が沖縄へ飛ぶとされる飛行機よりも前に沖縄に着いて二人の到着を確認する②旅行中に女性と過ごしている事実を撮る③二人が宿泊した事実を確認④女性が最後に帰宅するまでを尾行し住所特定 となります。以上のことから最低でも40時間以上の尾行調査が見込まれると判断します。
ご主人が搭乗するという飛行機から降りたあと、どういう人物と接触をするのかもしくは既に接触をしているのかを確認し、尾行を開始します。沖縄という土地柄を考えると、車での移動が主であるため、レンタカーを借りる可能性が高いことが想定されます。また、一年前にご主人と親戚の方々と家族で沖縄旅行に行かれたと奥様から伺いました。奥様いわく、ご主人は浮気の際にいつも行ったことのあるところに行く傾向が強いということで、行く場所が特定しやすいことも考慮に入れ尾行を進めます。
今回、旅行日程表には「男性:1名 女性:1名」との記載がありましたが、ご主人からは「出張で東京へ行き一泊して明日の夜帰ってくる」と言われていたそうです。まずはご相談と同時にご主人と同じツアーを予約しようとしましたが、翌日と日が迫っていたため予約は取れず。情報にある宿泊ホテルの一泊と往復の航空券を購入します。現地へは、ご主人よりも前に到着し調査に備えることとします。
09:00~
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ご主人より先回りして那覇空港の到着ロビーで待機、すると奥様の情報通りの航空便にて到着したご主人と一人の女性が出てきました。その後、二人はバスでレンタカー会社に向い、レンタカーを一台借りました。そのまま二人の乗った車を尾行していったところ、美ら海水族館に到着し、館内に入るのを確認。その後、再び二人は車で移動し情報のホテルへチェックイン。部屋番号も特定し、間違いなく宿泊することを確認できました。
ご主人が那覇空港に女性と現れ、レンタカー会社のバスに乗るのを確認しました。こちらは先回りしてレンタカーを借りておりますので、そのまま尾行を開始です。一台のレンタカーを借りた二人は、どこに向うのかがわからない状況であり、緊張の連続、少しの気の緩みも禁物です。二人の乗った車は、そのまま北上し沖縄美ら海水族館の駐車場に入り、そして館内に二人は入っていくのを確認、出てくるまで待機しました。
水族館を出た二人は、車で移動しホテルへ。そこでチェックインを確認、宿泊する部屋号室を特定することもできました。しばらく部屋で過ごしたあと、二人は夕食へ。ここでご依頼者から連絡が入りましたので、中間報告をすることに。東京へ出張ですよね?との問いに、奥様からいただいた情報の通りの沖縄旅行であったことをお伝えしました。奥様はそのあとに深くため息をつき、「明日はおそらく首里城に行くかと思います。そのコースは前回家族と行ったコースですので。」とのことで、電話を切りました。
次の日、二人がモーニングブッフェのお店に現れた時間は、お料理を下げるまであと1時間を切る頃でした。女性は、4~5回お皿に山盛りのお料理を載せ、行き来してとても美味しそうに食事を楽しんでいました。そんな女性を写真で撮ったりしながら、終始笑顔で過ごすご主人。その約1時間後にチェックアウトし、奥様の言うとおり二人は車で首里城へ向かいました。首里城に到着したのを確認し、女性の自宅までの調査準備として、我々は先に中部国際空港セントレアへ向かうことになりました。
先回りして中部国際空港セントレアの到着ロビーで二人を待ち、ご主人が車で女性の自宅へ送り届けるまで尾行を続け、女性の自宅を特定したところで調査は終了となりました。この一泊二日のすべての行動を、撮影した写真と見たままの事実を文章にし、調査報告書として奥様にお渡ししました。奥様は、すぐにでも弁護士へ相談したいとのご意向でしたので、弁護士事務所をご紹介して、この2~3日以内に弁護士事務所に出向きますとのことで完了となりました。
その後、奥様は、博通がご紹介した弁護士事務所にアポイントを入れ、ご相談に行かれました。そして、弁護士から内容証明を女性に郵送し、お相手に慰謝料請求をすることで示談。ご主人とは結果的に離婚はせずそのまま結婚生活を続けることで同意したそうです。当初は、ご主人と離婚をしたいとおっしゃっていましたが、このまま結婚生活を続けることを決意されたとのことでした。奥様からは、今後また何かあればよろしくお願いしますとのお言葉をいただきました。
お悩みや心に迷いがあった場合、まずはご連絡ください。私共で手助けできることがあるかもしれません。
担当調査員のコメント
沖縄現地開始の調査で時間を有効活用できました
ご依頼者の持っていた情報がとても調査に有効となったケースでした。先回りして沖縄から開始できたことも調査の結果を出せた大きな要因です。調査対象者よりも先にレンタカーを借りることができたので、調査する上でとても動きやすくなりました。また、その先の予定を組むことができたので、ご依頼者にしっかりとした証拠をお渡しすることが可能となりました。二日目のセントレアからは、ご主人の車がそのまま女性の自宅へ向かったのを確認できたため、即住所が判明できたこともよかったです。