中学生時代の一つ上の先輩だった奥様と、20歳を過ぎて結婚、お二人のお子様に恵まれたそうです。最近、奥様が夜の生活を拒むようになったとのことで、好きな男性ができたのではと不安になり来社されました。
依頼者
対象者
婚姻年数:10年
子供:あり
(7歳・4歳男子)
3ヶ月程前から夜の生活を拒まれるようになり、奥様に気になる男性がいるのではと怪しんでいたご主人。ある日、お風呂に入る前の奥様をこっそり見たところ、奥様の身体にキスマークが付いているのを発見したそうです。来社されたときにはほとんど眠れていないとのことで、顔色もあまりよくないご様子でした。今回の調査では、浮気をしているのかどうかの事実を知りたい、そして特定の男性がいた場合はできれば別れてもらいたいというお話でした。ご主人は、奥様とある男性とのLINEのやりとりを見て、おそらくこの男性がその相手なのではと疑っていました。そして奥様が浮気をしている事実をはっきりさせるための調査をすることになりました。
依頼目的 | もう一度家族で楽しく過ごすために、真実を知りたい | ||
---|---|---|---|
必要証拠 | ・2人が特別な男女関係であるという証拠(手繋ぎ・キスなど) ・不貞行為が推測される宿泊などの強い証拠、若しくは接触した回数 | ||
調査期間 | 3日間 | 調査費用 | 60万円 |
調査方法 | 情報から読み取る浮気相手との接触日および当日の不貞の証拠 |
ご主人は、奥様の浮気の有無を知りたい、また浮気相手を特定したいと考えています。この場合、まずは奥様に知られないように調査をし、奥様が浮気をしているかどうかの状況を知る必要があります。①奥様は男性と接触することがあるのかどうか②もし、男性と接触した場合はその男性と特別な関係なのか③その男性はどこの誰なのか などです。また、奥様は夜に飲食店でバイトをしているそうで、接触する男性が複数いることが考えられますので、そういった状況も踏まえた上での調査を組み立てます。
奥様のバイトのシフトを把握していたご主人のお話から、奥様の行動パターンをある程度読み取ることができました。①金曜日から土曜日にかけて朝帰りが増えた点②土曜日にバイトといって夕方から出かけるようになった点 です。まずは、金曜日の夕方から調査し、翌日の朝までの様子を確認。そして次の日の土曜日の夕方も同じように調査をすることにします。土曜日については朝までになることはほとんどないとの情報から、15時間の行動調査でスタートすることにしました。
金曜日の夕方、ご主人が仕事から帰ってこられてからの奥様の行動を調査することで予定を組みました。まずは、奥様がどんな行動をし、どういう人物と接触するのかを尾行しながら確認していきます。ご夫婦の生活圏には電車がないため、奥様は車移動がほとんど。友人の車を利用する可能性もあるとの情報から、何が起こるかわからない状況です。帰宅の際には必ず代行運転を使うとのことでしたが、お酒を飲んだ奥様が一体どこで特定の男性と接触するのか。考えられるケースを必死に想定して調査に臨みます。
奥様は金曜日に仕事に行ったあと朝帰りをすることが多いとのことでしたので、まずは金曜日に調査をすることに決め、早速準備を開始します。調査の開始場所は、自宅。奥様は勤務先まで必ず車で移動とのことでしたので、勤務先からどう動くのかを想定しながら、近隣の環境を確認していきます。行動範囲としては隣接する町内であろうとの予想から、飲食店やラブホテル、公園や空き地など、移動手段と思われる車での移動の範囲を考えつつ、誰の車で動くのか特定できないままの調査となりました。
18:00~
19:00~
19:20~
24:10~
24:20~
24:30~
24:35~
25:00~
ご主人が帰宅してから約1時間後、奥様が車に乗ってバイト先へ向かいました。その後、バイト先が閉まる頃に代行運転手が現れ、奥様は店内から出てきて車の鍵を渡します。お店の外で奥様が携帯で誰かと話している様子を確認。その約10分後に若い男性が二人、バイト先のお店の前に現れました。奥様は笑顔で男性一人に近寄り、そのまま二人は夜道を歩き始めます。その後男性の自宅へ帰宅。奥様が男性の自宅に朝までいたことを確認できました。
ご主人が帰宅してから、奥様は車に乗り込みバイト先へ直行。24:00にバイト先が閉まるまで、お店からは出てきませんでした。お店が閉まったそのすぐ後に代行運転手が現れ、奥様はお店から出てきて鍵を渡します。その後、すぐに携帯で誰かに電話をし、お店の外で座り込みしばらく笑顔で話しています。そのすぐあと、二人組の若い男性が現れ、奥様は二人に声をかけました。そして、そのうちの一人は手を振りながら夜道に消えていきます。残った男性と奥様は、ゆっくり歩き出しました。
奥様と男性は、手を繋いだり時々歩みを止めたりしながら、のんびりと歩いていきます。周囲には誰もおらず、街灯の光だけがたよりの道。奥様は終始笑顔で男性の腕に体を密着させ、顔を覗き込みながらしゃべっていました。時々キスもしている様子。お店を出てから30分くらい歩いた辺りの、畑の真ん中に数軒の一軒屋が並んでいました。その内の一軒に二人は入っていきます。敷地の中には、3台の車が停まっており、男性は家族と住んでいる様子が見受けられました。
二人が男性の自宅に入っていくと、しばらくしてから1階の室内の電気が点きました。電気が点いた状態で約20分程時間が経ちました。そして、部屋の電気が消えたのが夜中の1:30頃。そこからは、男性の自宅から奥様が出てくるまでを見張ります。4:00、5:00、と時間が過ぎていき、5:30を過ぎた頃、男性の自宅の玄関が開き、中から奥様と男性が出てきました。奥様は男性に手を振って、来た道を歩いて戻っていきます。男性は、奥様に手を振ったあと、タバコを吸ってから自宅へと入っていきました。
このケースでは、奥様がどういった状況で男性と接触するのかなどの情報がありませんでした。そして、ご主人の予想とは外れ、車での移動ではなく徒歩での尾行となりました。男性と奥様が歩いて男性の自宅までいったことで、浮気相手の自宅を判明することができました。また、敷地内にある車3台を確認できたことで、この先に改めて調査をする場合にご主人にとって有力な情報を多く得ることができました。すべての情報を写真と文書にて報告書を作成、ご主人のご実家に郵送し調査終了。ご主人からは、やはり浮気していたんですねと落ち込んでいる様子でした。
調査報告書を郵送したあと、言葉少ないご主人が少し気掛かりではありました。そして、約1週間程経ったころ、ご主人から連絡があり、どうしても黙っていることができず奥様に話してしまったとのことでした。浮気相手の男性は、奥様のバイト先のお店のお客様だったようです。ご主人から賠償請求をしようとするも奥様が納得せず、逆切れをされて離婚の話になっているとのことでした。弁護士のご紹介が可能であることは説明し、まずは双方家族会議をしてみますとのお話で完了となりました。
お悩みや心に迷いがあった場合、まずはご連絡ください。私共で手助けできることがあるかもしれません。
担当調査員のコメント
勤務先から歩いて浮気相手の自宅へ、そして朝まで
調査対象者がお店の前で電話をしている頃から、何か次の行動に移すだろうと予想していました。ご依頼者からの「移動はほぼ車」との情報から、どんなタイミングでどういった車が現れるのかと心構えをしていましたが、車での移動ではなく徒歩での調査となったパターンです。男性の自宅も判明できたことはとても大きな情報でした。調査対象者が男性の自宅へ入って出るまでも撮影することができ、ご依頼者のご要望に応えられてよかったと思います。