ご主人と奥様は結婚して6年、お子様は5歳のお嬢様がお一人いらっしゃいます。
先日、ご主人から奥様に離婚をしたいとの話を切り出されたそう。
その理由は特になく、奥様をこの先支えてあげられる自信がないからと言われたそうです。
ですが、それから数日後、奥様はご主人の胸元にキスマークを発見してしまいました。
依頼者
対象者
婚姻年数:6年
子供:あり
(5歳)
1年程前から、ご主人の休日出勤が増えていったことに気付いていた奥様。ですが、何も言わずにこれまでと変わらず普段の生活を心掛けてきたそうです。ある日、会社に行くと言って自宅を出たご主人を、マンションのベランダから奥様が見ていたそうです。すると、きょろきょろと辺りを気にしながら会社とは違う方向に歩いていくご主人の姿。そして、その日のご主人は、帰宅すると言っていた時間には帰ってこなかったことと、自宅で夕食の予定が急にキャンセルになったことで、奥様の不安が確信に変わりました。それからしばらくして、ご主人は奥様に対し離婚の話を切り出しました。そして、奥様はご主人のお母様に相談をされたそうですが、しばらく様子を見るように説き伏かされ、結局は解決に至らないままとなりました。
依頼目的 | ・夫の浮気の事実を確認したい ・浮気の証拠をとって相手と別れさせたい ・相手の女性がどんな人物なのかを確認したい | ||
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必要証拠 | ・特定の人物との接触があるかどうか ・もし特定の女性がいた場合、2人が特別な男女関係であるという証拠(手繋ぎ・キスなど) ・不貞行為を推測できるような強力な証拠 | ||
調査期間 | 7日間 | 調査費用 | 140万 |
調査方法 | 移動手段を確認しながらの尾行および張り込み |
今回のケースは、①ご主人が離婚を切り出した理由が納得がいかない②ご主人は何かを隠しているがおそらくそれは浮気だと思われる③浮気だった場合はその事実を確認したい④浮気相手の女性がどんな人物かを確認したい この4点をご要望でした。ご主人は、休日出勤をするときに怪しい動きをしており、休日出勤をする日は前もって奥様に伝えており外食の有無もきちんと伝えています。奥様は、ご主人が休日出勤をしている間に何等かの行動に出ていると疑っています。今回、奥様がご主人から離婚を言われていること、そしてその原因は浮気ではないとご主人は奥様に説明をしています。奥様としては、離婚は避けたいと考えており、ご主人の浮気が確定した場合、まずはその相手と別れてもらうことが優先で、家庭はこのまま続けていきたいと考えています。そのため、浮気の事実とその浮気相手がどんな人物でどういった生活を送っているのかを特定する調査となります。
奥様のお話では、ご主人は休日に出勤をする場合、外食をすることが増えてきたと言います。また、自宅を出るのは朝10時前後とのルーティンがあるそうです。ご主人のご自宅から勤務先までは、徒歩で約20分程。平日は毎日歩いて出勤するご主人が同じように会社方面に歩いていくのかどうか。奥様がベランダから覗いたときには会社ではない方向へ歩いていくご主人を見ていますので、ご主人が徒歩で移動しその後どのような行動をするのかの行動調査を予定していきます。①ご主人は歩いて自宅を出ていき、どこかに向かって誰かと会っている②浮気相手がいた場合、その相手はどのようにご主人と会う場所にくるのかは不明③ご主人はほとんど車を使用しないため、タクシーもしくは地下鉄などで移動すると思われる これらの情報により、休日に会社へ行くというご主人を尾行し、接触する人物の有無や不貞の有無を確認するまでの調査をするため35時間の組み立てをすることにしました。
ご主人は、平日の出勤時や休日出勤も含め、会社へは必ず歩いて出勤しています。そして、夜は同僚と食事をするなどと奥様には伝えています。奥様は、先日ご主人の胸元に見つけたキスマークの話はご主人に対して問い詰めることはしていません。ご主人からは、離婚は年内にしてほしいという要望だけを聞いており、ご主人のお母様からは様子を見てまずは黙って生活をするようにと言われています。奥様は、今回誰にも相談せず調査を依頼しています。なんとしても証拠を取りたいと思っている奥様。まずは、朝ご自宅を出るところからスタートとし、ご自宅を出たご主人が会社に歩いて向かうのか、また誰かと会って浮気をするのかどうかを確認します。ご主人が浮気相手と接触した場合、二人がどこに行きどのような行動をしているのか、そしてその浮気相手はどこでどのような生活をしている人物なのかを確認していきます。ご主人はご自分の車で移動することはなく、タクシーや地下鉄、バスなどの移動手段となることを想定し、行動範囲などを予想しながら調査に臨みます。
ご主人が朝自宅を出てから夜の22時頃までは帰宅をしないだろうとのことから、土曜日の朝に自宅を出てから帰宅するまでを想定して調査を実施していきます。キスマークを付けた相手と接触した場合、また別の人物と接触した場合も調査は続行とし、ご主人の行動を適宜確認していくことで調査を進めます。ご主人は、土曜日の休日出勤の日はいつものように朝自宅を出てから会社方面へ歩いて行き、夜は同僚と食事に行くと言っています。このことから、ご主人がご自宅を出てからどんな行動になるのか、どういった移動手段を使うのかを想定して調査をします。ご主人がどんな人物と会ってご自宅に夜帰宅をするのか調査をし対応をしていくための準備に入ります。
9:30~
9:45~
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10:00~
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奥様がお嬢様と出かけたあと、ご主人はすぐにご自宅から出てきました。辺りをキョロキョロ見回しながら会社とは違う方向に歩きだし、すぐの狭い路地に入ったところで、路上停車していたピンクの車の運転席にいた人物に窓越しで話しかけました。その人物は女性、車の窓を開けながらご主人に話しかけます。そして、ご主人が助手席に乗り、二人の乗った車は走りだしました。10分程走ったところにあったデニーズの駐車場に入り、二人は出てきてお店に入ります。それから約2時間程経って店内から出てきた二人は、今度はご主人が運転席に座り、女性は助手席に乗り込みました。二人が乗った車が発進し、そこから15分程走ったところにあるラブホテルに入っていきます。ラブホテルの駐車場に入った車から二人が出てきて、部屋を選び出しました。ご主人が「この部屋にしようか?」と言うと、女性は「うん」と返事をし、その部屋を選択します。そして、二人はエレベーターに乗り込み、それから約5時間、部屋から出てくる様子はありませんでした。
奥様からは、おそらく奥様が出かけてからご主人はすぐに動き出すだろうと言われていました。奥様が出かける時間から調査を開始し、奥様とお嬢様が車で出かけたあと、奥様の予想通りご主人はすぐご自宅から出てきました。ご主人は辺りをキョロキョロと見回す動作をしていました。そして、一瞬、会社方面へと歩き出そうとしましたがすぐに逆方向へと歩き出しました。そして、ご自宅からすぐの裏路地に入り、そこに停車していたピンクの車の運転席へと歩き出します。そして、ご主人が近づいていくと車の窓が下がり、中にいた女性が笑顔でご主人に話しかけました。ご主人も、身振り手振りで話している様子が見られ、そのあとすぐにご主人が車の助手席に乗り込みました。
二人の乗った車は、10分程走った先にあるデニーズの駐車場に入っていきました。そして、二人は車から出てきてデニーズに入るのを確認します。それから約2時間、二人がデニーズから出てきて、今度はご主人が運転席に乗り込みました。女性は小柄でご主人よりも若く見え、おそらく20歳代のように思われました。そして、ご主人の運転する車はそこから15分程走り、街中にあるラブホテルに入っていきます。ラブホテルの駐車位置に停めた車から二人が出てきて、部屋を選びだしました。ご主人が「どれにする?今日はこの部屋にしようか?」と言うのを確認、女性が「うん、そうだね」と受け答えをします。この会話から、二人がラブホテルに入るのは今日が初めてではないことが窺えます。そして、二人はその部屋を選択し、エレベーターに乗り込みました。それから5時間程、二人が部屋から出てくることはありませんでした。
ラブホテルの一室に入った二人が出てきたのは、約5時間後。二人は手をつないでラブホテルから出てきました。そして、運転席には相変わらずご主人が乗りこみ、そのまま発進しました。このままご主人が帰宅するには早すぎるため、どこかに食事に行くのではと予想します。二人の乗った車は、ある繁華街に向かいました。そこは、ご主人のご自宅から歩いて10分程の地域です。そして、路上コインパーキングに車を停めた二人は、歩いてすぐのホルモン焼のお店に入りました。それから約1時間半が経ち、ホルモン焼のお店から出てきた二人はコインパーキングの方へと歩き出します。そして、駐車場に着き、駐車代を女性が支払うのを見ている間、ご主人は女性の腰やお尻を触り続けていました。そして、今度は女性が運転席、ご主人が助手席へと乗り込みます。二人の乗った車は数分後には、朝、ご主人と女性が待ち合わせをした場所に到着していました。そこでご主人が助手席から降り、ご主人は女性に手を振りながらご自宅の方向へ歩き出します。ここからは、女性の車の尾行を開始。女性の運転する車は約20分間走り、とある戸建ての敷地内にある駐車場で停車しました。そして、女性は車に鍵をかけて建物の中へと入っていきました。
奥様と打ち合わせをし、別の日に調査を実施したところ、女性は前回とは別の一戸建住宅に帰宅することを確認しました。この時点で、どちらの戸建ての表札も同じ苗字、しかも、二度目に帰宅した家はご主人の勤務先の社長のご自宅でした。次の朝、女性がご主人の勤務先に出勤する姿を確認。これらの情報から、女性が社長の一人娘であること、そして奥様も一度会ったことがある人物だったことが判明しました。これまでのすべての調査内容と写真を報告書に載せ、奥様に直接お渡しすることになりました。ご主人は、相変わらず年内の離婚をと急かしてくるということ、またご主人のお母様もご主人をあまり触発しないようにと言うばかりとのことでした。お電話口の奥様は、何等かの決意をされたように思われました。
奥様が来社され、調査報告書を手渡したあと、しばらくして奥様から連絡をいただきました。あれから、ご主人とご主人の妹様とご主人のお母様から、奥様は呼び出されて面談したそうです。奥様は、今回の調査の話は一切話さずに、三人の話を聞き続けたとのことでした。三人の要望としては、年内に離婚をするようにということ、また今すぐ離婚届けを用意して署名をするように言われたそうです。奥様は、まずはその日は首を縦に振らず、帰宅をして今も頑なに離婚届けに署名はしていないとのお話。このまま結婚生活は続けていくことは既にあきらめ、きちんと慰謝料請求をするという気持ちに切り替わったそうです。それにより、改めて弁護士事務所を紹介してほしいというお話となり、調査については完了、弊社から弁護士事務所にバトンタッチをすることとなりました。
お悩みや心に迷いがあった場合、まずはご連絡ください。私共で手助けできることがあるかもしれません。
担当調査員のコメント
浮気相手とラブホテル、そして女性の身元が判明
調査対象者が自宅を出てきてからキョロキョロと見回す行為と、一瞬会社に向かうかのように行動をしたあとすぐに逆方向へ歩き出したとき、これは浮気相手と接触するだろうとの予想がつきました。別の日の調査で、女性の自宅が2つあること、そして調査対象者が女性と再び別のラブホテルに行く姿や、女性がある専門学校に通学している姿を撮ることができました。ご依頼者がすでに離婚を切り出されていることから、今回の調査をしたことによって、流れを180度変える結果が出てきました。ご依頼者のこれからがより充実した人生となることを祈っております。